バッタ、アメンボ見つけたよ!
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「あかるくなったよ!」と青空が見えてきたのに気が付き、りんご組のお友だちが「お外行く!」と嬉しそうに帽子を被って準備をしていました。お部屋に時々トンボが入ってくると「むしー!!」と追いかけて見に行く程虫が大好きな子どもたち。今日は図鑑を持ってお散歩に出かけました。図鑑の表紙を見て「はる・なつって書いてある!」「今なつやで」とばなな組のお友だちが一生懸命文字を読んで季節について話している会話が聞こえてきました。「春と夏とあと二つなんだっけ?」と質問してみると「ゆき!」「わかった!くもり!」と天気と混ざっている答えが返ってきていました。色々な虫や花を見つけるとすかさず図鑑を広げて調べている姿がありました。側溝の流れる水を見ながら「ザリガニおらんな」「ザリガニはもっと水が沢山のところにおるんやで」と水が沢山ありそうな場所を探して歩いていくと、今日はザリガニではなくアメンボをたくさん見つけました。「すいすいしとる」「ちっちゃいから浮いとるんやで」「こっちはでっかい!」とアメンボの動きに見とれていました。土手では大きなしょうりょうばったに出くわしました。「すっごいでっかーい」と虫の好きなお友だちが捕まえると「さわってみたい」「もちたい」と勇気を出してバッタを触ってみる子もいました。「足がとげとげしとるで気を付けて」「強くぎゅってしたらつぶれるから優しくね」と虫が死んでしまわないように優しく扱うことを伝えている姿が見られました。しばらく観察すると「もうお家に帰りたいって」「え!虫が言っとったん?」「ぴょんぴょんてしとるからあっち行きたいんやで」「大きいからお兄ちゃんかもしれやん」「お家帰れるように放したって」と逃がしてあげようとする可愛らしいやり取りも聞こえてきました。今日の子ども達の姿から生き物の不思議に興味を持って触れていくなかで少しずつ命の大切さにも気付き、子ども同士で伝えあったり、大切にしようとする優しい気持ちを育んでいけるよう見守って行きたいと思いました。