「ここをこうして、こうやって…」

ブロックや積み木を見つけると夢中になって何かを作る子どもたち。登園すると真っ先に椅子に座り乗り物や食べ物など様々な物を作りながら遊んでいました。「ピーポーきゅうきゅうしゃとおりまーす！」「ぼくのはパトカーだよ」と机の上を走らせてみたり、大きいお友だちが作っている姿をじっと観察すると、一生懸命ブロックを組み立てようと頑張っている小さいお友だちの姿もありました。一つ二つとブロックを組み合わせると、小さな車が完成。にこっと嬉しそうに色々な物を作ろうといくつものブロックを組み合わせながら真剣に作っていました。そんな中「みて！ハンバーガーできたよ」「○○ちゃんのはホットケーキ！」と楽しそうな会話が聞こえてきました。そっと覗いてみると、色付きの積み木を高く積み上げて、ハンバーガーやホットケーキなど様々な食べ物に大変身していました。「おいしそうだね～」「つくるからまっててね」と何度も倒れそうになる積み木に苦戦しながらも無事出来上がると「どうぞ～」「おまたせしました！」とお店屋さんが開店していました。
別の場所では「おりがみしたい！」と子どもたちのリクエストから折り紙やはさみ・糊・クレヨンなど様々な物を机に並べて準備してみました。「やった！」「ぼくもやりたい！」と早速机に集まりすぐに満席になっていました。「なにつくろうかな？」「ぼくカメラつくりたい」とそれぞれ想像した物を次々に折っていきます。折った折り紙をはさみでくり抜いてみたり、筒状にしたりと色々な物を作る中、「あれ？カメラどうやってつくるんだっけ？」と困っているお友だちの姿がありました。「うーんちがうね」とお友だちと相談しながらどうやら苦戦しています。そんな姿からこっそり、保育士が折ったカメラをそっと置いて見ることに。どうするかな？と少し離れた所から見ていると…「むずかしいねー」「あ！こうしたらいいんじゃない？」と一人のお友だちが、折り紙を分解し始めていました。「ここをこうして、あとすこし！」と悩みながらも「みて！できたよ！！」と一つのカメラが完成するととっても嬉しそうに「ぼくがつくったんだよ！」とお友だちに見せていました。そんな姿を見ていた周りのお友だちも次々に集まってくると、「つくりたい！」「どうやってつくるの？おしえて！」「ここをこうやって…」と小さな先生が一生懸命折り方を教えていました。