まめかなあ?

「はーち、きゅーう、じゅう!」
「あ!ガオー!」鬼を見つけたよ!
「まめかなあ?」この豆はなんだろう?
「あおむしおった!」
「えいっ!」くるっと回ったよ!

保育園の中には時計の数字や掲示物の文字などがたくさんあり、子ども達が興味を示す姿が見られます。いちご組のお友だちがお部屋の棚に英字が書かれているステッカーが貼ってあることに気が付き、指を差してじっと見ていました。様子を見ていると後ろからもう一人お友だちがやってきて、一緒に一文字ずつ指を差しながら「はーち、きゅーう、じゅう!」「○○くん!」と数字やお友だちの名前を言っていました。そのステッカーには英字しか書いてありませんでしたが、文字が書かれているということに気が付いて知っている数字やお友だちの名前を言って、お友達とやりとりを楽しむ姿が見られました。
先日園庭の野菜に興味を示していたので、野菜と節分の鬼や福豆のラミネートカードを保育士が準備していると、「あ!ガオーだ!」と興味津々の子ども達。鬼のカードを持って「ガオーだね!」とお友だちとお話をしたり、顔を近づけてジッと見て角やシマシマパンツ、大きな牙を一つひとつ指を差していました。福豆のカードを見つけると「これはなんだろう?」と考えるように見ていました。豆が散らばっているようなイラストから思いついたのか福豆のカードを持って、まるで豆をまくようにカードを振っていました。
野菜のカードでは【やさいのうた】に出てくる野菜を見つけると「だいこんは、コンコンコン!」「ピーマンは、ピッピッピッ♪」と歌いながらカードを見ていました。園庭の畑で見つけた野菜があることに気が付き「ブロッコイ!(ブロッコリー)」「はくさいあったね!」と思いだしながらお友だちと話していました。
りんごのパズルで穴が開いているピースを一つ置いてみると、青虫が出てきました。「いたよ!」「うわ!」と青虫が出てくる度に驚いたような反応をしていました。青虫が全て見えるようにピースを合わせてみたり、反対に青虫を全て隠すようにしたりと思い思いに楽しんでいるようでした。
園庭でフラフープを見つけると輪の中に入り電車ごっこのように園庭を歩く姿や、両手で持って振っている姿が見られました。保育士がフラフープを立てて転がしてみると「うわー!すご!」「ころがった!」と目を輝かせていた子ども達。フラフープを立てている様子があったので見守っていると、手首を回して勢いを付け、フラフープをクルクルと回していました。たくさん回転したことが嬉しかった様で「もういっかい!」と言って何度も挑戦する姿が見られました。たくさん回せた様子を見ていたお友だちも一緒にやってみようとフラフープを回していました。挑戦したことが成功してもう一度やりたいという気持ち、お友だちの姿を見て「自分もやってみたい!」「挑戦したい!」という気持ちが芽生えた、素敵な瞬間を見られました。
すいか組のお友だちがいつもより小さいブロックに挑戦していました。ブロックをかみ合わせる部分が小さいのですが、指先にグッと力を入れて分解したり、かみ合わせるところをよく見て組み立てていました。手先の使い方も上手になってきて遊びの幅も増えてきたように思います。
遊びの中や生活の中でお友だちとのやり取りや、困っているお友だちを助けてあげる姿が見られました。お友だちが手拭きタオルを掛ける場所に困っている様子に気が付くと、「○○くんはここよ!」と場所を教えてあげていました。そのお友だちのタオルを掛けてあげるのでは無く、場所を指差しで教えてあげることを考えていたことにも驚かされました。心も体も成長し、さらに思いやる気持ちが芽生えてきているように感じます。
今後も子ども達の心と体の成長に合わせた遊びの展開や、子ども達の興味や挑戦したい気持ちを大切にしていきたいと思います。




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