ばなな！

「じぃちゃんバナナ、ばぁちゃんバナナ」という絵本を保育士が持っていると「バナナ！」と、気が付いた2歳児の子どもたち。早速読んでみる事に・・・。昨年度から進級した2歳児の子が椅子に座るとそれを見ていた周りのお友だちも座り始めています。座っている子の中には新しいお友だちの姿も。読み始めると「バナナ！バナナ！」と、声に出しながら指差しをし教えてくれます。「ばななくんは5人家族。お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、ばななくん」と保育士が言うと「おじいちゃんと～パパと～ママと～」と繰り返していました。ばななの絵本を読み終え、机の上に開いたまま置いてみました。子どもたちの様子を見ていると・・・「パパよ！」「おばぁーちゃん」と絵本を指差ししながらみんなで見入っていました。子どもたちのこんな姿から絵本に出てくるバナナのイラストをラミネートした物を並べてみると、イラストを手に絵本の中に出てくるバナナと同じ物を探しだし、重ね合わせていました。掲示してあったお花のイラストにも手を伸ばし「あな（おはな）～」と手にしたお花イラストを見せに来てくれた子も。色のカードも用意してみると「どんないお～（いろ）がしゅき（すき）？」と歌い出す子の姿もあり、昨年度にも沢山流れていた歌だったので思い出したのでしょうね。「あか、あお」と数種類の色の名前も聞こえて来ました。まだどれが赤色で、どれが青色か？は難しいようですが、色に興味があるようです。新しく入園したお友だちもまだまだ涙が出ていますが時折泣き止み、お友だちの様子を観察したり、ふと笑顔が見られる瞬間もあります。子どもたち一人ひとりのペースに寄り添いゆったり、暖かく見守っていこうと思います。