楽しいね！

保育室に置いてあった眼鏡に気付いたお友だち。「あ～！」「あった～！」と、眼鏡を手に取り掛けていました。レンズの部分はカラーセロハンで作ってあるので、視界が赤や黄色に変わります。すると・・・「あかだ～！」「きーろ！（きいろ）」とそれぞれに色を言っていきます。そこで色のカードも一緒に出してみると、同じ色を探している姿がありました。その時、外からサイレンの音が！子どもたちの動きがピタッと止まり、耳を澄まして音が大きくなってくると「きゅーきゅーしゃ！（救急車）」と、大喜びです。続けて、消防車もサイレンを鳴らして保育園の前を通ります。「ぼーぼーしゃ！（消防車）」と、乗り物にも興味が出てきたようだったので、乗り物の塗り絵とクレパス、シールを準備してみました。「あおだ～！」「ペッタン！」と楽しそうに塗り絵を楽しんでいました。別の場所では、空の絵の具の箱と白い紙を置いておいたらどんな反応をするのだろうと、こっそり準備してみました。気付いたお友だちが箱を手に取ります。「ねぇ！ないよ～！」「あれ～な～～い！」と、困った様子。しばらくして棚の上に置いてあった絵の具に気付き「あった～」と、急いで椅子に座り「あか～」「これいい！（これがいい）」と、みんな自分が好きな色をリクエスト。水で溶いて筆を使って紙に描いていると、手に絵の具が付いてしまったようです。どうしようかと自分の手をじっと眺め、考えます。机の上に置いてあった布巾で拭いてみますが中々色が落ちません。すると、偶然なのでしょうか？紙に手がついてしまい色が付いたのです！それに気付くと次は自ら筆を使って、手の平に色を付け始めました。手形を取ってみたり、指で描いてみたり・・・何も伝えなくても自分たちで遊び方を考え、どんどん色々な遊び方を考えていく姿を大切にしていきたいと感じた場面でした。