ちょうちょ！

保育室に掲示してあった様々な野菜の写真を手に取って「これなんだ～？」「ままと！（トマト）」と、お友だち同士で楽しそうにクイズのように遊ぶ姿がありました。そこで虫眼鏡の形に切り抜いたカラーセロハンも一緒に出してみると・・・顔に押し当ててて見たり、野菜の写真を「なにかな～？」と見てみたりしていました。中にはお友だち同士で顔を、虫眼鏡で見合って笑い合う姿もありました。さて、今日はとてもお天気が良く子どもたちの体力も有り余っていたので、公園に出掛けようと保育者がリュックを背負い準備していると・・・「あー！〇〇ちゃんもいく～」「はあーく！（早く）」と急いで準備します。早く出かけたい気持ちは山々ですが、1歳児のお友だちが靴や帽子を忘れてテラスに出て行ったのに気付くと、2歳児のお友だちがもう一度保育室まで戻って持って来てくれます。大人が言わなくても自分の事だけではなく、周りを見て行動出来る姿は、自分達がこれまではやってもらう側でそれをしっかりと覚えていたからでしょう。そのような子どもたちの姿を大切にしていきたいと感じた場面でした。
公園に着くと何かを見つけた子どもたち。目線の先にいたのは、小さなアオムシです。恐る恐る近づくと「わあ！なんだ！？」「ちもちわる～い！（気持ち悪い）」「きゃ～！」と逃げていきますが、1人のお友だちは興味津々で座り込んで見ていました。触りたいけど、触るのはやっぱり少し怖いのか中々手が出ません。そんな時、近くに落ちていた小石に気付き手に取ってそっーとアオムシに手を伸ばします。優しく触れることが出来ると、「わあ！」と目を輝かせて嬉しそうにしていました。帰り道ではちょうちょを見つけた子どもたち。「あ！ちょうちょ！」「まって～！」と追いかけます。すると丁度地面に止まり、静かに近付きしゃがみ込んで見ます。「わあかわいい！」「ちっちゃいね～！」と大喜びの子どもたちでした。