うどん職人

サイレンの音を鳴らし毎日園舎の横を走って行く救急車や消防車。子どもたちは大好きで何をしていても「あ！」と直ぐに気付いて見える所まで急いで行きます。そんな子どもたちが今日選んだ絵本は”しょうぼうしゃしゅつどう”の絵本です。大好きな消防車や救急車、更にはパトカーやタクシー、消防ヘリコプターなどが沢山出てくるのでページをめくる度に「わあ！みて！ぱこか～！（パトカー）」「あくしーもいる！（タクシー）」と大興奮でした。
さて保育士が大きな紙を机に広げてペンを持っていると「わあ！なにやってんの！」と、園庭から戻ってきた子どもたちが興味津々に集まってきます。最初は「なにかな～？」と言っていた子どもたちでしたが徐々に絵が完成に近付くと「ああ！これあいすじゃん！」と。すると「〇〇ちゃんはピンクのアイスがいいな～！」「あか～！」と様々な色の名前が出てきたので色カードを出してみると・・・「どんな～いろ～がすき？・・・くろ～！♪」と楽しそうな歌声が聞こえてきました。どんどん色にも興味が出てきているので今日は絵の具を準備してみました。久しぶりに絵の具の登場ということもあって「〇〇ちゃんはどれにしよっかな～」「これがいい！」と早速使いたい色を選んでいた子どもたち。パレットに出していくと「わ～！すご～い！」と目を輝かせて見ています。筆を渡すと「あれ？なんかないじゃん！」「おみじゅ（お水）ちょっとだけいれて！」と、水で溶いてから使うこともよく知っています。皆それぞれの色で大きなアイスクリームに色を付けていき美味しそうなアイスクリームが完成しました。
別の場所では今日もうどんが盛り上がりそうな予感をさせる声が・・・「はいってないじゃ～ん！」「こめぎこ（小麦粉）ちょ～だい！」と、中身が入っていない小麦粉の袋を持っていたお友だちが言っていました。更に「あ～これこれ！」と手に持ったのはバンダナとエプロン。更に更に「あとおみじゅとしおもね！」と、うどん職人になる準備は万端なようです。ボウルに小麦粉、塩、水を入れるとグルグルと混ぜ始めますが水の量が少なくパラパラに。「ちょっとてでやってみよっと！」と工夫しますがやはりパラパラ。すると机に置いてあったうどん作りの写真の工程表をお友だちと見合って話し合いが始まりました。「なんてかいてある？」『おみじゅをもっといれてくださいってかいとる』「そっか～！」と。眉間にしわを寄せながら工程表を見たり、どうしたら小麦粉がうまくまとまるのか考えて話し合う子どもたちでした。