「きれいだね～」

お散歩マップや、園周辺の公園遊具カードを子どもたち皆で囲みながら何やら相談をしている姿がありました。「きょうはちゅーべりだい（すべりだい）いくの」「ちがうよカバのすべりだいいく！」とそれぞれ行きたい場所を話し合う姿の他にも、以前行った動物がいる公園を見て「ここいったねー」「あおいしゅべりだいがあるんだよ」と楽しそうに会話をする声が聞こえてきました。「みんなーいくよー！」と一人のお友だちが皆に声を掛けると、「ぼうしわすれてるよ！」「トイレいってない！」と急いで準備を始めていました。お散歩に行く準備が出来ると、お友だちと手を繋いで出発です。行き先は、「かばのすべりだいいく！」と子どもたちからのリクエストから決定しました。目的地に向かって歩いていると、何やら以前とは違う風景に気が付いたお友だちの姿がありました。「きれいだね～」「あれなにかな？」「さくらだよ」と上を見上げると満開の桜が咲いていました。「しろいろだねー」「ちがうよピンクだよ」と桜の花びらの色をお友だちと話していると、他の草花の色も気になったようで「みて！たんぽぽはきいろだよ」「これはみどりだね～」と傍に咲いていたタンポポや草などをじっと見ていました。カバの滑り台の近くまで歩いて行くと「あっちにカバのすべりだいあるよ！」「いってみよ！」とカバの滑り台を見つけたようで、とっても嬉しそうに滑り台の所まで走って行きました。遊具に着くと早速滑り台を滑ったり、高い所も登ってみたりしながら楽しんでいました。そんな姿を見て小さいお友だちも、遊具の高い所へ行こうと一生懸命頑張っていました。一歩一歩慎重に階段を登り、遊具の上に着くと高さのあまり泣いてしまうお友だちもいましたが、段々と慣れていき何度も登っては滑りを繰り返しながら楽しんでいました。そんな中「みて！こっちにもさくらあるよ！」と、行きに見た桜の木が色んな場所にあることに気が付いたようで、「あっちもさくら！こっちもさくら！」「したにもあるよ！」と地面に落ちていた桜の花びらを拾うと、皆で風で飛んでいく花びらをとろうと追いかけていました。公園の遊具で遊んだり、芝生の広場では蝶々を元気よく追いかけたりなど、とっても楽しそうな子どもたちでした。