「ここにする？ここじゃないよ！」

「ピーポー！ピーポー！」と救急車のサイレンが聞こえて来ると子どもたちは大慌てで道路が見渡せる所へやって来て、みんなで並び救急車が通り過ぎるのを待っています。通り過ぎると「いっちゃった・・・」ポツリとこんな声も聞こえてきました。救急車や消防車の絵本を机の上に置いてみると見つけた子どもたちは早速、絵本を見入っています。消防士さんや救急隊員の服や工具などの細かい所まで良く見ていて「オレンジとあおとしろの服だね～」「カチャッてしてる」と、友だちと話していました。消防士さんや救急隊員が載って物や消防車や救急車のイラストをラミネートした物を準備すると・・・子どもたちは次々と遊びを展開させていきます。絵本とイラストを見比べてみたり、ラミネートしたイラストを手に机の上を「うーうー！」と言いながら走らせたりと楽しい展開に。レールやトンネルを置いてみると2歳児のお友だちが「ここにする？」「ここじゃないよ」と自分たちの意見を言い合いながら遊ぶ姿に驚かされます。時には意見がぶつかり合い喧嘩になることもありますが、直ぐに大人が介入してしまうのではなく、見守っていると子どもたちなりに考えながら解決をするものです。子どもたちが考え、悩んだり、話し合ったりする姿を大切に見守っていきたいと思います。