店主と店員

木箱に入ったさつまいもをみんなで覗き込んでいます。「さつまいも、〇〇ちゃんとったの！」「ぼくもとったんだよ」と2歳児の子どもたちから聞こえてきました。さつまいもを大事そうに抱えている1歳児のお友だちもいます。さつまいもの写真カードと見比べて「いっしょ！」と気がついたようです。保育士が切ったさつまいもの蔓を手に持っていると・・・「さつまいものはっぱだよね～」と。「にんじゃみたいだよ！ほらみて！」と蔓を腰に巻いて見せてくれた子もおり、見ていて「なるほど～！」っと思える瞬間でした。さて、保育士が軍手とスコップを手に持っていると・・・「いくー！」「やりたーい！！」と言う声が。前日の芋掘りを覚えていたようです。みんな帽子を被り、靴を履いて準備万端！子どもたちの観察力と準備の速さには驚かされます。手を繋いで出発です。用意しておいた軍手を小さな手にはめ、一生懸命掘り起こしています。さつまいもが見えてくると「あったー！あったよー！」と大興奮。硬くてなかなか抜けないさつまいもに大苦戦。それでも諦めること無く「う～！かたい～！よいしょ！」と言いながら引っ張っていました。そんなさつまいもが「すぽっ！」っと抜けると、子どもたちから満面の笑みが。嬉しそうな子どもたちの姿がとっても印象的でした。次々と土の中からさつまいもを見つけ「ここも！」「こっちもあるよ！」と大盛り上がりでした。掘ったさつまいもを木の箱に入れ園庭に運んでくると・・・「おいもでーす」「たべますか～？」とおいもやさんの開店。子どもたち同士でさつまいもを「はい！どうぞー」と手渡し、店主と店員になりきっていました。離れて見ていた保育士にも「はい！どうぞー」と、さつまいもを持ってきてくれるお友だちもいました。面白い展開にクスッと笑ってしまいました。みんなで掘ったさつまいも。給食の先生に綺麗に洗って頂き、焼き芋に。子どもたちの目の前で切り、お皿に乗せるとパクリ。「おいしい！」「すっぱい」と色々な声が聞こえてきました。まだまだ沢山あるさつまいも。次はどんな物に変身するのか？楽しみですね。