なになに・・・？

園庭へ行くと音楽に合わせて手を叩いたり、体を揺らしたりと今日も元気いっぱいに過ごす子どもたち。そんな中、一匹の蛾が迷い込んできました。「なに？」と初めて見る虫に皆興味津々な様子です。虫カゴに蛾を入れ、虫の図鑑やカードと一緒に置いてみました。近くで見る蛾に思わず「こわい！」と遠目で見ていますが、怖くても気になる謎の虫。恐る恐る何度も近づきいては遠ざかりを繰り返しながら虫を観察していました。「かわいいね～」「ふわふわだよ」と色々な声が聞こえてくる中、「ある？」「これ？」と虫の図鑑と睨めっこしながら一生懸命同じ虫を探しています。図鑑をじっくり見ていると、「ちょうちょだ！」「これなんだろうね～」と他の虫にも興味を示していると、「しょうぼうし！」とそんな声が聞こえてきました。子どもたちが見ている物は虫に関する図鑑やカード。何処から消防士が出てきたんだろう・・・と覗いてみるとなんとそこにはてんとう虫の写真でした！赤や黒の色から、消防車や消防士を思い浮かべたようで何度もてんとう虫を指差しながら「しょうぼうし！」と呟く子どもたちの発想に驚かされました。
別の場所では、色に興味を持ち始めている姿から大きな紙にクレヨンのイラストを描いた物やクレヨン・シールなどを準備してみました。色を塗っていないクレヨンを見て「しろ」「ここあかかな？」「ここきいろ！」「こっちはピンク！」と子どもたちの頭の中では既に色が塗られている様子。色のカードを持ちながら「○○ちゃんあかいっしょだよ」「オレンジあるね～」と身の回りの物から色探しをしてみたり、好きな色に塗ったりしながら色遊びを楽しむ子どもたちでした。