びゅ~んてとんどるよ
クルクル凧を作った際に一緒にあげて楽しんだビニール凧を見つけて、「もう1かいしよー」とのお友だちの声があったので、凧揚げを楽しもうと思い切り走れる公園の芝生広場へ出掛けました。保育士がお散歩の準備をしていると、その様子を見ていたお友だちが、ロッカーから上着を自分で持って来て、着ようとする姿がありました。上手く着れずに困っているお友だちに手を差し伸べて手助けをしたり、帽子を被り忘れているお友だちに被せてあげたりなど優しい気持ちを持ったお友だちが沢山います。好きなお友だちと手を繋ぎ出発です。歩いて行くと公園の入り口で梅の木に可愛い花が咲いているのを見つけました。「しろいのかわいいよ」「いいにおいする。」と皆、梅の花を見ながらお友だちと会話を弾ませていました。芝生広場へ行くには、階段を下りなければ行けません。高い所から下りるのが苦手なお友だちもいます。最初に下りきったお友だちが後ろを見ると、まだ上の方で困っている様子のお友だちがいます。下で待っているのかなと思っていると、さっと上って行って、手を繋ぎ、ゆっくりとその子の歩調に合わせて下りてきました。ここにも優しいお友だちを見つけました。広場に着くと凧揚げが始まりました。ビニール凧なので風がなくても思い切り走ると上手く上がります。でも、ただ走るだけではうまく上がりません。上手に揚げているお友だちを見ると、凧紐を持つ手を高く上げて走っています。「よーいどん、しよ」と誘い合って走り回っていました。お友だちに「びゅーんてとんどるよ」と教えてもらうととても嬉しそうにしていました。走りすぎて「暑いで、脱ぐわ。」と上着を脱いでしまうお友だちもいましたよ。今日は、ほっこりとした場面に何度も出くわし、温かい気持ちになりました。